すわ、米中激突か? 中国、米司令官に軍事対応辞さずと警告「中国の主権への挑戦」

産経新聞から

米中激突か? 中国、米司令官に軍事対応辞さずと警告「中国の主権への挑戦」

記事によりますと、

中国国防省によると、中国海軍の呉勝利司令官は米太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官と19日に北京で会談し、南シナ海での「挑発行為」を停止するよう要求、今後も挑発が続くなら軍事的対応も辞さないと警告した。

呉司令官は、米軍が南シナ海の「航行の自由」を名目に中国が「領海」と主張する人工島周辺に艦船を派遣していることについて「中国の主権への挑戦であり強く反対する」と強調。「反対を顧みずに再び挑発行為に及ぶなら、われわれには国家主権と安全を守る能力がある」と述べた。

そうですか、米中開戦ですか?

了解しました。

是非張り子の虎の最強の実力を見てみたいものです。

最近では

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というニュースも流れており、ハーグの裁判が審理されれば、領土的野心は大きく後退せざるを得ないですよね。

ただし、

八方塞がりに見える中国ですが、石平氏が産経紙にて先日語ったところによると、まだまだ、予断は許さないようです。

中国秦の始皇帝の時代、2300年ぐらい前の話ですが、大変参考になります。

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引用は下記

要するに、アメリカを中心とした「有志連合」が中国の拡張戦略に立ち向かおうとするとき、「有志連合」の参加国と個別に関係改善を図ることによって「連合」の無力化を図る策略なのだ。それは中国で古来使われてきた伝統的得意技である。

中国では紀元前8世紀から同3世紀まで戦国という時代があった。秦国をはじめとする「戦国七雄」の7カ国が国の存亡をかけて戦った時代だったが、7カ国の中で一番問題となったのが軍事強国で侵略国家の秦であった。

いかにして秦国の拡張戦略を食い止めるかは当然他の6カ国の共通した関心事であったが、その際、対策として採用されたのが、6カ国が連合して「秦国包囲網」を作るという「合従策」である。

6カ国が一致団結して「合従」を固めておけば、秦国の勢いが大きくそがれることになるが、一方の秦国が6カ国の「合従」を破るために進めたのが「連衡策」である。6カ国の一部の国々と個別的に良い関係をつくることによって「合従連衡」を離反させ、各個撃破する戦略だ。

この策で秦国は敵対する国々を次から次へと滅ぼしていったが、最終的には当然、秦国との「連衡」に応じたはずの「友好国」をも容赦なく滅ぼしてしまった。秦国の連衡策は完全な勝利を収めたわけである。

要はAPECでの協議などでも、南シナ海への侵略に関して、結局のところ中国は個別に協調路線、利益供与をおこなって最大の危機は逃れることができると考えているようだ。事実タイやカンボジアなどは中国側の発言があいついでおり、実際この「合従策」は機能しているように見える。

コンサルティング会社の出しているこんな本もあるよ。

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古代の兵法が、まだまだ今の時代にも使われているというのは驚きですね。

以上です。

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