NHKニュースによると、外国人実習生として各国から派遣された人達が、制度の悪用を行い、難民申請からの継続就労を得る手法を繰り返しているということで問題になっている・・・らしい。
失踪の外国人実習生 400人余が難民申請
10月18日 18時55分
記事はこのように記載している。
働きながら技術を学ぶ「外国人技能実習制度」で来日した外国人が、相次いで実習先から失踪したあと、去年400人以上が難民申請し、中でもミャンマー人は失踪した人とほぼ同数の100人以上に上っていたことが分かりました。難民申請から一定期間がたてば原則として就労が認められる制度を悪用しているものとみられ、専門家は「本来救うべき難民の審査に影響が出ており、制度の見直しが必要だ」と指摘しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151018/k10010274301000.html
昨年度はネパール人161人、ミャンマー人106人、ベトナム人67人、スリランカ人53人、バングラデシュ人9人、中国人5人、その他13人で414人ということだそうだ。
昨年度だけで4800人近くが失踪していて、難民申請しているのが400人、それでは残りの9割はどこに行ってしまったのだろうか(笑)
彼らは基本、より高い賃金を求めて転々としているという。
できるだけ稼いで、祖国に戻る、ということしか考えていない人間もあとを絶たないのかもしれない。
もともと定住や就職を希望して来る難民は、難民とは言い難いというのが日本側の見解だ。
さらに記事を見てみる。
日本で難民の認定を求める申請を行った外国人は、5年前は1200人余りでしたが、去年は5000人と、難民認定の制度が始まった昭和57年以降、過去最多を更新するなど、ここ数年急増しています。
また、難民申請をした外国人のうち、技能実習生として来日した外国人からの申請も増え続けていて、去年1年間で414人と前の年の3倍以上、3年前の10倍近くに上っています。
一方で、難民と認定された人は11人で申請者全体の0.2%にとどまり、毎年、数千人規模で難民を受け入れているヨーロッパ各国などと比べると、日本の難民認定は厳しいとの指摘があります。
やはり日本の難民申請の受け入れは大分厳しいようだ。
この方針を変える必要があるか否か、というのが今問われているのだろうが、外国人実習生度を利用した海外の方達は現在18万人日本に滞在しているとのこと。
ただし、問題点はいくつかあり、
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3年間しか就労期間がない
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低賃金労働が多い
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賃金未払いや長期残業などの労働が多い